文化創作出版の最大のベストセラーは「足の汚れが万病の原因だった」という本で、今年(2021年)8月6日で35年周年を迎えます。8月現在、105刷という重版を重ね35年の間支持され広がり続けて200万部を越えるロングベストセラーとなっています。官先生の足の健康法の頭取りをして「官足法」というこの健康法は、ウォークマットⅡ、官足法赤棒などのグッズが通信販売でひとり歩きをするほど売れて昨今大評判になっています。私が立ち会ったこれらのグッズの誕生秘話もあるので別の機会にお話します。
著者の官有謀先生は台湾人。占領下にあった台湾で日本兵として徴用され、終戦を日本で迎えます。その時肺浸潤という結核関連の病気に悩んでおられ、何とか健康になって再び日本に行きたい、と考えて西洋医学、漢方などあれこれ 悪戦苦闘の末辿り着いたのが、自らが創始者となった官足法だったのです。学校教師を続ける一方、独学で習得したバイオリンの先生としても台湾では有名で、音楽教師を指導する講演会を台湾中で続ける傍ら台北にある自宅の地下室には何十人も入れるバイオリン教室を開いておられました。その間も約30年間自らの足を揉み続けて片肺飛行ながらすっかり元気になった官先生は自らの健康法を普及指導するために教師も辞し、バイオリン教室も止めて再来日されたのです。健康器具販売の会社の社長と社員を伴って私の会社に現れた官先生は自信満々で開口一番私に「僕の本を出すか出さないか今日中に決めて下さい。出すなら30万部印刷して下さい。僕の本はストップが効きまませんから」私はさすがに唖然として、白髪三千畳の国の人は大言壮語して度肝を抜こうというのか、と思いながら返事もしないでいると、「靴下を脱いで」「百聞は一見に如かず」と言って私の足を揉み出されます。それまで体験したことの無い痛みに 「もう、わ分かりました」「まだ、分かっていません」と、何度か繰り返しながら反射区(臓器)の説明と病気の原因など驚くほどの知識を披露されたのです。3時間ほどの間に私の身体が驚くほど軽快になり、経験したことの無い爽快感を覚えたのです。その時私は、直ぐには出版出来ないこと、30万部を刷ることも無理だということを伝えて、出版の約束をしたのです。
さて、出版を契機に本が思わぬ大反響を巻き起こし、テレビ出演を始め、私も全国を先生と講演会で飛び回る日々が始まりました。先生が亡くなってからはいつの間にか私自身が官足法の先生となって数え切れないほど多くの方々に官足法を伝えて今日に至ります。官先生と「この本と棒を日本中の人が薬箱の中身を捨てて代わりに置いてくれるまで頑張ろう」と約束して、もう35年になるのかと感慨もひとしおです。