これを知っている人はほぼ、昭和40年代から50年代にかけて大学を目指して受験勉強した世代です。これは当時東京の名門受験高の都立日比谷高校の先生をしておられた森一郎先生の著書「試験に出る英単語」(青春出版社刊)という本の略称(愛称)で当時の受験生がこぞって求めた大ベストセラーとなった参考書です。私が青春出版社の編集者として資料集めに日比谷図書館に行くと、この「シケ単」をほぼ全員が持って勉強していたのです。とても壮観で誇らしく思ったものです。私が高校の頃は旺文社の「赤尾の豆単」でした。今もそうですが本当にバカな私は、豆単は良く噛んで飲み込んだらいい、と聞いて覚えた(い?)ページを噛んでのみ込もうとしたがムリでした。さて、それはさておき私は会社命令でこの森一郎先生の「試験に出る英単語」と「試験に出る英熟語」の本のカセット版の制作担当になり、先生と親しくさせていただくことになったのです。先生は当時は奈良にお住まいで、確か大学教授をしておられました。先生はいつも気さくで「やあ!」と挨拶され興に乗ると良く話もされましたが、普段は寡黙で学者らしい方でした。
この本はたぶん1000万部は優に越す売り上げだったと思います。何故爆発的に売れたのかと言うと、タイトルも素晴らしいのですが、内容と構成が画期的だったのです。これまでの単語集はAからZまで順に並べて解説してあったのですがこの本は試験に頻繁に出てくる順番に1章「最重要単語」、2章「重要単語」、、、、と受験生が飛びつく構成だったのです。長年受験指導をしてこられた先生がこの構成と名解説を産み出されたのです。
私が文化創作出版を立ち上げてからも親しくさせていただいて、奈良に伺った時はちょうど桜の絶好の時期で車で吉野の桜を満喫させて頂きました。今でも目を閉じるとニコッと笑って「やあ!」と言う先生が直ぐに思い出されます。
下の写真が森先生からのハガキです。

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